物損について

今回は物損についてお話しします。

交通事故で生じる怪我で一番多いのはむち打ちです。

これはスポーツや日常の怪我でも起きますね。


さて、むち打ちは外部からはわからない怪我の一つです。

骨が折れたり、血が出たりすると、怪我したところを見て、「ここが怪我をしている」と判断できますが、むち打ちのように痛みや痺れが生じても、外から見てわからない怪我、というものもあります。

ちなみに、外傷性(外部から力が加わったことによる)と名前がついていても、実際に外から見て分かるものではありません。


交通事故でむち打ちになった場合、お医者様が「むち打ちで痛みが出てる」と判断するのは、主に患者の訴えによります。

つまり、患者が「痛い!」と言えばお医者様は「痛がってるということは、きっと痛いんだろうな」と判断するわけです。


しかし、患者の言い分だけでは自賠責保険の後遺傷害の認定は受けにくいものです。


そこでポイントとなるのが物損の状況です。


どこが壊れたか、どんな風に壊れたか、いくらぐらいの修理費がかかるのか、など、事故の状況を把握する上で物損というのはさまざまな情報を教えてくれます。


事故に遭った場合は、お怪我の情報も大事ですが、物損の情報も負けず劣らず大事です。


修理費がいくらかかったのか、どこを直したのか、など、きちんと調べることが大事になります。


事故に遭われた場合は、必ず事故車両の写真を撮って、見積もりも保管してください。